日本の行事や歳時記について、子どもにも分かりやく伝えたい由来や意味をご紹介‼

日本の行事

四季がある日本では、昔からそれぞれの季節に法律によって定められた国民の祝日や行事などが盛んに行われてきました。
今まで何気に過ごしていた行事にも、それぞれの由来や歴史ががあります。

子どもに、「今日は何の日?何するの?」と聞かれたときに、しっかりと答えることが出来ますか?
これから新しい時代を支えていく平成、令和時代の子ども達へ、しっかりと意味を伝えられるようにここでは、「日本の行事や歳時記」について子どもにもわかるようにご紹介します。

目次

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歳時記について

歳時記は、暮らしの事典のようなもので日本の年中行事や月、季節、二十四節気について記されています。

日本人の暮らしを豊かにするために、四季の行事、文化、季節感を大切にして受け継がれてきた行事や祝日は、人々の心を和ませるのです。

園における年間行事についてはコチラ。
保育園の年間行事
季節別に歌われる、童謡やわらべうたはコチラ。
年間「こどものうた」

日本の行事、歳時記、暦

子どもにも分かりやすく、日本の行事、歳時記、暦について月ごとにまとめてみました。園によっては、海外の行事やお寺の行事などもあるかと思います。私が、保育士時代に体験をした行事を元にご紹介します。
祝日をクリックすると、詳しい内容がご覧になれます。
(祝日行事お寺の行事

1月 睦月(むつき) 

行事・暦 日にち 由来や意味
元旦 1日 年のはじめを祝う
小寒(しょうかん) 5日ごろ これから節分までが寒さが本番になる。
七草 7日 新年に若菜を摘み、無病息災で過ごせるように春の七草を食べる。
鏡開き 11日 鏡餅には、神様が宿っており、鏡餅を金づちなどで叩き砕き開いて食べる。
成人の日 11日 自然をたたえ、生物をいつくしむ。
小正月 15日 お正月に飾った門松や松飾り等を神社や地域の人達で集めて焼く「どんどや」
大寒(だいかん) 20日頃 1年で1番寒さが厳しい頃。

子どもに伝えたい1月の行事や制作

2月 如月(きさらぎ)

行事・暦 日にち 由来や意味
節分 3日 豆を投げて厄を祓い、無病息災を祈る
立春 4日 寒さは厳しいが、暦の上では春になる。
初午の日 最初の午の日 今年1年の福を願う日。
建国記念の日 11日 国をしのび、国を愛する心を養う
バレンタインデー 14日 気持ちを伝えたり、愛を確かめ合う日。
涅槃会 15日 お釈迦様がお亡くなりになった日
雨水(うすい) 19日頃 雪が解け始めたり、九州では春一番が吹き始める頃。
天皇誕生日 23日 天皇陛下の誕生日を祝う。
大寒(だいかん) 20日頃 1年で1番寒さが厳しい頃。

子どもに伝えたい2月の行事や制作

3月 弥生(やよい)

行事・暦 日にち 由来や意味
桃の節句 3日 女の子の健やかな成長をお祝いする日
啓蟄(けいちつ) 6日頃 冬眠中の虫が目覚めて顔を出す頃。
ホワイトデー 14日 バレンタインデーで貰ったお返しをする日
お別れ遠足 吉日 離れ離れになる友達と最後の思い出作り。
春のお彼岸 春分の日を挟んだ前後3日間 自然をたたえ、生物を慈しみ、ご先祖様に感謝する日。
春分 21日頃 昼と夜の長さが、ほとんど同じ日。
春分の日 20日 自然をたたえ、生物を慈しむ日
卒園・卒業式 吉日 長年過ごした園や学校の集大成。

子どもに伝えたい3月の行事や制作

4月 卯月(うづき)

行事・暦 日にち 由来や意味
エイプリルフール 1日 嘘や悪戯で人を笑わせる日
進級入園・入学式 吉日 年間一緒に過ごすことを執り行われる日
清明(せいめい) 5日頃 すべてのものが清らかで生き生きしている
花まつり 8日 お釈迦様の誕生をお祝いする日
穀雨(こくう) 20日頃 春の柔らかな雨に農作物が潤う
昭和の日 29日 国の将来に思いをいたす日
イースター 満月の日曜日 イエス・キリストの復活を祝うお祭り
春の遠足 吉日 お友達や先生との親交を深める日。

子どもに伝えたい4月の行事や制作

5月 皐月(さつき)

行事・暦 日にち 由来や意味
八十八夜 1日 立春から数えて88日目のこと。
憲法記念日 3日 日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する日。
みどりの日 4日 自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日。
こどもの日 5日 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日。
端午の節句 5日 鯉のぼりや五月人形を飾り、子どもの健やかな成長を祝う日。
立夏(りっか) 6日頃 暦の上では夏となり新緑が眩しい季節。
母の日 第2  日曜日 大切に育ててくれているお母さんに、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える日。
小満(しょうまん) 21日頃 陽気がよくなり、あらゆる生命が満ちていく時期。
春の遠足 吉日 お友達や先生との親交を深める日。
運動会 吉日 広い会場で遊戯や技巧走、かけっこ等の姿を披露する日。

子どもに伝えたい5月の行事や制作

6月 水無月(みなづき)

行事・暦 日にち 由来や意味
芒種(ぼうしゅ) 5日頃 本格的に梅雨がやってくること。
歯と口の建工週間 4日 虫歯を推進するための日。
時の記念日 10日 時間を大切にしよう
父の日 第三  日曜日 家族のために頑張っているお父さんに感謝する日。
夏至(げし) 21日頃 1年で最も昼が長い日。

子どもに伝えたい6月の行事や制作

7月 文月(ふみつき)

行事・暦 日にち 由来や意味
小暑(しょうしょ) 7日頃 梅雨が明けて本格的に夏がやってくる頃。
七夕 7日 彦星と織姫が一年に一度だけ会う日。
お盆 13~
 16日
ご先祖様の霊を迎えて、感謝の気持ちを伝える日。
土用の日 18日間 鰻を食べてスタミナをつける日。
海の日 第三  月曜日 海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う日。
大暑(たいしょ) 23日頃 1年で最も暑さが厳しく感じられる頃。
夏祭り 吉日 無病息災を願い、五穀豊作を願い労働者を労う日。

子どもに伝えたい7月の行事や制作

8月 葉月(はづき)

行事・暦 日にち 由来や意味
立秋(りっしゅう) 7日頃 暦の上では、秋となる日。
山の日 11日 山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日。
お盆

13日~
 16日

ご先祖様の霊を迎えて、感謝の気持ちを伝える日。
終戦記念日 15日 戦没者を追悼し平和を祈念する日
処暑(しょしょ) 23日頃 暑さが和らぎ、涼しくなる頃。
夏祭り 吉日 無病息災を願い、五穀豊作を願い労働者を労う日。

子どもに伝えたい8月の行事や制作

9月 長月(ながつき)

行事・暦 日にち 由来や意味
防災の日 1日 災害に備えて、防災について学ぶ日。
白露(はくろ) 7日頃 朝晩の気温が冷え、露を結ぶ頃。
敬老の日   お年寄りを敬い、長生きをお祝いする日。
秋のお彼岸 秋分の日を
挟んだ前後3日間
祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日
秋分 23日頃 昼と夜の長さが、ほぼ同じになる日。
秋分の日 23日 祖先を敬い、亡くなった人を偲ぶ日
十五夜 中秋の
  名月
昔の暦で八月十五日の満月の夜のこと。
運動会 吉日 広い会場で遊戯や技巧走、かけっこ等の姿を披露する日。

子どもに伝えたい9月の行事や制作

10月 神無月(かんなづき) 

行事・暦 日にち 由来や意味
十五夜 中秋の
  名月
昔の暦で八月十五日の満月の夜のこと。
寒露(かんろ) 8日頃 夜が長くなり、露が冷たく感じて来る頃。
スポーツの日 10日 国民がスポーツや体育に親しみ、さらなる振興をはかる日。
鉄道の日 14日 国の発展に必要な交通機関の日
霜降(そうこう) 23日頃 朝晩の冷え込みが増してくる頃。
秋の読書週間 27日~11月9日 読書の力によって、平和な文化国家を創ろうとする日。
ハロウィン 31日 ジャック・オ・ランタンを作って魔除けの焚火を焚く日。
運動会 吉日 広い会場で遊戯や技巧走、かけっこ等の姿を披露する日

子どもに伝えたい10月の行事や制作

11月 霜月(しもつき)

行事・暦 日にち 由来や意味
秋の読書週間 10月27日~9日 読書の力によって、平和な文化国家を創ろうとする日。
文化の日 3日 自由と平和を愛し、文化をすすめる日。
立冬(りっとう) 6日頃 冬の始まりのこと。
七五三 15日 子どもの成長と健康を祝う日。
小雪(しょうせつ) 23日頃 雪が降り始める頃。
勤労感謝の日 23日 労働者への労いの気持ちを伝える日。

子どもに伝えたい11月の行事や制作

12月 

行事・暦 日にち 由来や意味
大雪(たいせつ) 7日頃 山岳だけではなく平野にも雪が降り始める頃。
成道会    (じょうどうえ) 8日 お釈迦様が、お悟りを開かれた日。
もちつき 吉日 新しい年が幸せであるように願い餅をつく。
冬至 21日頃 1年で1番、昼が短く夜が長い日。
クリスマス 25日 イエス・キリストという神様の子どもとして生まれた方の、誕生日のお祝いの日。
大掃除 吉日 1年間の厄や穢れを祓うこと。
大晦日 31日 1年の終わりを告げる、大切な日

子どもに伝えたい12月の行事や制作

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日本の文化に感謝し、楽しもう

いかがだったでしょうか。
日本では、昔から四季ごとに様々な年中行事が行われ、今もその多くの風習は残されており、親しみを持って年中行事として楽しんでいます。

日本の歳時記や文化の意味を知ることで、良さを知ったり感謝したりしながら、過ごすことが出来るのではないでしょうか。

休日や行事は、楽しく過ごすことで興味や関心をもち、我が国の文化を大切にしようと思う気持ちが持てるようになるのです。
子どもに、日本の文化や歳時記の意味を伝えながら楽しくお過ごしください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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