「ありがとう」と言われると、誰だって嬉しい気持ちになります。
ありがとうの言葉には、人を温かくする魔法の力が入っています。
ここでは、ありがとうの日はどのような日なのか、子どもにも分かりやすくご紹介します。
ありがとうの日
ありがとうの日は、
3月9日がさん(3)きゅー(9)、つまり英語の「サンキュー」の語呂合わせになることから制定された記念日。
NPO法人HAPPY&THANKSが「ありがとうを届ける日」として制定したそうです。
「ありがとう」にも由来がある
感謝の気持ちを伝える言葉に欠かせない言葉が「ありがとう」です。
ありがとうの言葉は、昔は「有り難し(ありがたし)」との言葉から「ありがとう」と言いやすく代えたそうです。
有り難しとは・・・有ることが難しいということを表しており、
滅多にない、奇跡的なこと。
ありがとうの語源が生まれたといわれる『盲亀浮木のたとえ』
「ありがとう」の語源『盲亀浮木のたとえ』
ある時、釈迦が、阿難(あなん)という弟子に、
「そなたは人間に生まれたことをどのように思っているか」
と尋ねた。
「大変、喜んでおります」
と阿難が答えると、釈迦は、次のような話をしている。
「果てしなく広がる海の底に、目の見えない亀がいる。
その盲亀が、百年に一度、海面に顔を出すのだ。
広い海には、一本の丸太ん棒が浮いている。
丸太ん棒の真ん中には小さな穴がある。
その丸太ん棒は、風のまにまに、西へ東へ、南へ北へと漂っているのだ。
阿難よ。百年に一度、浮かび上がるこの亀が、浮かび上がった拍子に、丸太ん棒の穴に、ひょいと頭を入れることがあると思うか」
阿難は驚いて、
「お釈迦さま、そんなことは、とても考えられません」。
「絶対にないと言い切れるか」「何億年掛ける何億年、何兆年掛ける何兆年の間には、ひょっと頭を入れることがあるかもしれませんが、無いと言ってもよいくらい難しいことです」
「ところが阿難よ、私たちが人間に生まれることは、この亀が、丸太ん棒の穴に首を入れることが有るよりも、難しいことなんだ。有り難いことなんだよ」
と、釈迦は教えている。
人間に生まれることはそれほど難しいことで「奇跡だからありがとう」とお釈迦様は伝えています。
「ありがとう」の反対は
日頃、ありがとうとの言葉を伝えていますか?
ありがとうはめったにないこと。つまり、ありがとう(めったにないこと)の反対語は、いつもあるよくあること=当たり前になるそうです。
色んな日常が、当たり前と思って過ごしているけれど、当たり前ではないことを思い知らされた2020年。今まで過ごしていたことが、有り難いことだと誰もが気付かされました。
ありがとうを伝えよう
英語が普及してきている現在、子どもたちも自然と「サンキュー」との言葉を発することが多くなってきています。
3月9日はサンキューの日。
子ども達と、ありがとうって言われたら嬉しい気持ちになりますよね。
ありがとうを身近な人にプレゼントして伝えてみるのもいいですね。
各国のありがとうの言葉
ありがとうは、色んな国で使われています。
ここでは、世界のありがとうを集めてみました。
- 英語:Thank you サンキュー
- スペイン語:Gracias グラシアス
- 韓国語:고맙습니다 コマッスムニダ
- 中国語:谢谢(xièxie) シェシェ
- フランス語:Merci メルシー
- イタリア語:Grazie グラッツィエ
- ドイツ語:Danke schön ダンケ・シェーン
- ロシア語:спасибо スパシーバ
- ギリシャ語:Ευχαριστώ エフハリスト
まとめ
3月9日はサンキューの日。
人を思い人に親切にすることは有り難いことです。有り難いがありがとうという言葉になったのはお分かりになってでしょうか。
当たり前に過ごしていたことが、当たり前ではない事を知ったコロナウィルス。人は、心の変化で気付かされることがあります。
3月9日はありがとうの日を理解し、人へありがとうと伝える素敵な日となるといいですね。
最後まで読んで頂き ありがとうございました。
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