鬼は外~福は内~♪と歌いだすと、もうすぐ節分がやってくると実感が湧いてきますね。子ども達は、「鬼に、豆投げるぞ~」と言ったり、「鬼怖い・・・」と言う子どももいます。
ほとんどの園では、「節分の豆まき会」が開かれると思います。
子どもに「どうして豆まきするの?」と聞かれたら、答えること出来ますか?
ここでは、昔から日本の風習として受け継がれている節分のについて、子どもにも分かりやすく紹介します。
目次
節分は毎年【2月3日】
節分(せつぶん)は、2月4日 立春(りっしゅん)の前日のこと。
2020年はうるう年だったため、2021年の立春は2月3日、節分は2月2日となります。
うるう年とは
1年は365日だが、4年に1度366日ある。その年は、2月が2月29日まである。
「暦の上では1年は365日と数えていますが、実際には太陽の周りを365.2422日で1周するので、そのずれをなくすために4年に1度、1日(2月29日)を加えて、ずれをなくしているとのこと。」
昔の日本では、特に春は一年の始まりとされ、大切にされていたため、春が始まる前の日だけを節分を言うようになったとのこと。
節分の由来は?
日本の四季は、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」と4つあります。節分はその変わり目のうち、「立春」の前日にあたる日のことです。
節分の翌日から新しい春の季節が始まる日なので、室町時代からお米をまいて厄災を追い払い、新しい年に幸運を呼び込もうと始まったとのこと。
「みんなが健康で幸せにくらせますように」とのこと
現代でもその風習は残っており、豆まきが行われています。
豆まきをするのは何で?
そもそも、どうして節分に豆を投げるようになったのでしょう?
♪鬼は外~福は内~♪豆まきの歌にもあるように、厄災を追い払い、福を呼び込むために豆まきをするそうです。
大豆は、神社などで奉納される五穀の一つで、豆は「魔(ま)を滅(め)する」ということで、魔物や悪霊を追い払うのに適しているといわれているそうです。
また、豆まきに使われる大豆には、たくさんの栄養が含まれているので、追い払うエネルギーがあると言われています。
子どもに分かる伝え方
節分は、みんなの身体の中にはね、色んな鬼が隠れてるんだよ。
先生の中には、怠け者鬼が隠れてるから、「あっちにいけー」って豆を投げて、先生の身体の中にいる悪い鬼を追い払うの。
そして、「福は内~♪」って歌うよね。
その福、って言うのは幸せを呼ぶこむ神様だから、幸せになるために今度は自分に豆を投げるんだよ。
みんなの中にも、色んな鬼さんが隠れてるよね?
・泣き虫鬼さん・意地悪鬼さん・玩具の欲張り鬼さんなど・・・
その鬼さんを、みんなで一斉に追い払って、幸せになれるように歌いながら福の豆お部屋にみんなで優しく投げるんだよ。
子どもの様子をうかがいながら、ジェスチャー付きで伝えていくことで子どもに伝わります。
豆を食べる
昔から、豆を自分の年齢の数だけ食べると、体が丈夫になって病気になりにくいと言われています。
地域によっては、年齢の数より1個多く食べることで厄除けになると言われている場所もあります。
節分に鰯?
鰯(いわし)を焼くと、においがきつくなり鬼を寄せ付けないとの意味が込められているとのことから、魔除けや厄払いに良いと考えられていた。
また、柊鰯(ひいらぎいわし)は、トゲがあるのでそのトゲが鬼の目を刺すと言われていたそうです。
西日本では、柊鰯(ひいらぎいわし)の頭部分を玄関に飾る風習も残されています。
節分と言えば恵方巻
恵方巻きとは、
七福にちなんで7種類の具を入れた太巻き寿司のことです。
商売繁盛や厄払いの意味を込めて、その年の吉方である「恵方」の方角を向いて、一言も話さず福が逃げないように無言で一気に食べると願いが叶うと言われています。
一気に食べる福を巻き込む巻き寿司を、切らずに一本丸ごと食べることで、縁が切れない、運を逃がさないという意味を持つとのことです。
2021年の恵方は、「南南東」です。
節分に関するオススメ絵本
節分の説明だけではなく、絵本や紙芝居などで節分の楽しさを伝えることもオススメです。
まめまき できるかな
本体価格 950円 + 税
- 作:すとう あさえ
- 絵:田中 六大
- 出版: ほるぷ出版
まこちゃんは豆をまく練習をしますが、なかなかうまく出来ません。節分は豆をまいて鬼を追い払う日のことを、子どもにわかりやすく伝えてくれる絵本です。
ふくはうち おにもうち
本体価格 1300円 + 税
- 作:内田 麟太郎
- 絵:山本 孝
- 出版:岩崎書店
鬼が謙虚なので楽しく読める絵本です。絵本の中の鬼は、陽気だったり礼儀正しかったりと鬼のイメージを和らげてくれます。
せつぶん ワイワイ まめまきの日!
本体価格 1400円 + 税
- 作:ますだ ゆうこ
- 訳:たちもと みちこ
- 出版: 文溪堂
弱虫たかしのところへ現れたのはなんと、オニの子キッチ。たかしはキッチといっしょに、いじめっこになってしまったつよしのところへ向かいます。悪い子には。悪い鬼がついていてくる。子どもに分かりやすい説明で描いてある絵本です。また、節分や豆まきの由来の説明のページも載っているので、説明もしやすいです。
おばあちゃんの えほうまき
本体価格 1400円 + 税
- 作・絵:野村 たかあき
- 出版:佼成出版
きりちゃんは、節分の日に、おばあちゃんと一緒に「恵方巻き」を作ることになりました。みんなで一緒に食べる温もり溢れる絵本です。また、恵方巻レシピや鰯と柊鰯を飾るわけなども教えてくれます。
まとめ
節分は、古くからみんなの健康のために、厄災を追い払い福を招き入れる豆まきが行われています。
色んなお面を作って楽しみ、節分の由来を子どもに分かるように説明しながら、日本の年中行事を受け継いでいかれると幸いです。
最後まで読んで頂き ありがとうございました。
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