卒園式の演出について

保育士

子ども達が6年間過ごした保育園は、たくさんの思い出が詰まっています。卒園式は、みんなで思い出を振り返るエンディングの集大成です。

思い出を振り返り成長を喜んだり、子どもの自主性を大切にしながら、卒園する子どもの姿を華やかにする演出が重要となってきます。

ここでは、年長担任経験ありの元保育士が実際の卒園式に行った演出や、式次第(案内状)、レイアウト、装飾などを紹介します。その他にも、卒園式の歌、手作りプレゼント、卒園記念品などを紹介します。

主役は子どもたちですが、親や保育士にとっても大きな節目となる卒園式を、華やかな感動のエンディングで迎えられるように、卒園式のことで悩まれている先生や保護者の方への参考になると幸いです。

元保育士が伝える「卒園記念品に喜ばれる9選」は コチラ 

目次

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卒園式のコンセプト

卒園式は、子どもが主役の最後の晴れ舞台です。そのため、どのような卒園式にしたいのか、どのような工夫をしたらいいのかを考えるためには、コンセプト=概念を決めて行うと、レイアウトや装飾も次々に湧いてくると思います。

ここでは、筆者が実際に行ったコンセプトや、こうあってもいいかなと思うコンセプトをご紹介します。

<年長児 卒園前の共同制作…広用紙2枚利用し、折り紙や画用紙で1つ1つ作っています>
花は人の心を穏やかにしてくれる植物です。
たくさんの花を飾ることで、門出をお祝いしてくれます。手作りの生け花やフラワーペーパーで彩る会場は、雰囲気が温まります。これからの未来が明るく、人に優しく穏やかな心の花を咲かせよう。

雨上がりの空に突然現れる鮮やかな『虹』を見ると、幸せな気持ちになり神秘的な力を感じます。虹が持つ色んな色は、人の心を穏やかにしてくれます。虹のように色んな人とのつながりを大切にして、彩りの未来への懸け橋のエール。

春に咲く日本を代表する桜は、卒園する子ども達を見守り、次の道へと導いてくれるます。優しい綺麗な色に惹かれ、和の心が広がり続けて行けるように桜いっぱいの卒園式。

<年長児 卒園前の共同制作…広用紙2枚利用し、折り紙で貼り絵。桜は花紙。ラインはマスキングテープ>
小さな芽から、太陽の光を浴びて大きな木は、たくさんのエネルギーを持っています。木を見上げると、明るく爽やかな気持ちになります。木のように、人の心を和ませながら大きくなれるように。

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式次第

式次第とは、卒園式の進行表(プログラム内容)の事です。卒園式に参加する全ての人が式全体の流れを把握するために、必要不可欠なアイテムとなります。式次第は、職員、保護者、全員が見られるように会場に掲示する3点は必要となります。

式次第は、園によって様々です。ここでは、筆者が実際に行ったことや経験した内容、これもありかなと思う3パターンご紹介します。

<卒園式 式次第>

卒園式① 卒園式② 卒園式③
・DVD上映
・卒園児入場
・開式
・卒園証書授与
・園長先生式辞
・来賓挨拶、祝電披露
・在園児 贈る言葉  (うた)
・卒園児 お別れの言葉(うた)
・保護者謝辞
・園歌
・閉式
・卒園児退場
・卒園児入場
・開式
・卒園証書授与
・園長先生祝辞
・来賓挨拶、祝電披露
・卒園児、在園児お別れの言葉(掛け合い)(うた)
・園歌
・保護者謝辞
・閉式
・卒園児退場
・卒園児入場
・卒園証書授与
・園長先生祝辞
・在園児 贈る言葉(うた)
・卒園児 お別れの言葉(うた)
・プレゼント紹介
・保護者謝辞
・園歌
・卒園児退場

園によって決められた内容があると思います。それに加えて、色んな演出のヒントになれるように、次のページでは演出のアイディアを紹介します。

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