3月のおたよりに使える文例と内容

おたより

園では、毎月お便りが保護者の方へ配布されています。お便りの内容は、行事や子どもの達の成長、出来事、お知らせなどが記載されており、どこの園でも欠かせない物となっています。アナログからデジタルへと移り変わった園もあるかと思いますが、先生の作成は昔と変わらず必要です。

お便りを書くことは、行事が多い先生の中では悩みの1つ。色んな事を考えなければいけない上に、お便りを書くことはすごく気を遣います。お便りの書き出し部分は、最初に目を通す部分となるので、気を遣ってから書くことで定型文を書いてしまいがちにななったり、文章が浮かばない・・・と悩んでしまう先生もいます。
書き出しは、季節感を出して書くことで相手が共感します。しかし、定型文だけでは今の季節とは多少違う内容となることもあるので、読み手からは違和感を感じる事もあります。

ここでは、3月の「お便り」に使える文例と内容をまとめてみました。3月は卒園や年度末などで年度の変わり目となります。そんな様子を交えながら書いていく形がおすすめです。
お便り作成がはかどるよう、以前私が作成していた内容を元に紹介します。

私が勤めていた園では、月の終わりの日に翌月のお便りを配布していました。3月のお便りは2月28日に配布し、内容は2月の行事や様子などを記載していました。子どもの様子も付け加えて書くことで、保護者の方が「こんなことしたんだね」と喜ばれたりするので、オススメです。

【3月】子どもに伝えたい行事と制作

目次

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お便り作成のポイント

お便りを作成のポイントは、つまり「伝えること」です。
保護者の方へ、行事や子どもの達の成長、出来事、お知らせを明確に伝わりやすい文章を心がけることが必要となります。

<POINT>

  • 季節感を取り入れた書き出し文
  • 季節感を取り入れたイラスト
  • 伝えたい子どもの様子
  • お知らせ

保護者へ伝えたい事をまず簡単に、メモやテキストボックスの中に埋め込んでおきます。それから、作成に取り掛かることでスムーズに取り組みやすくなります。伝えたいことが決まると、より具体的な内容を記入しやすくなります。

仕事で忙しく、お便りを見落としてしまう事もありますので、大事な部分は、色を付けたり、字の大きさを調整したりして、パッと読んだだけで伝わる書き方が好ましいと思います。

2月の「お便り」に使える文例と内容は コチラ

4月の「お便り」に使える文例と内容は コチラ

季節感あふれる文例の書き出し

  • 梅の花が終わると、園庭の桜のつぼみも膨らみはじめ、あっという間に春の訪れを知らせてくれています。今年度も残り1ヵ月を切りました。コロナウィルスで新しい取り組みとなり、保護者の方には大変お世話になりました。
  • 1年間は瞬く間に終わりを迎えようをしています。今年1年で、子ども達は大きく成長してくれました。
  • 園庭に植えている桜のつぼみが卒園や進級が近づくにつれ、子どもたちの成長をお祝いしてくれているかのように、子ども達の表情を眺めてくれています。今年度も残りわずかとなりました。1日1日楽しい思い出を作りながら過ごしていきたいと思います。
  • 春の温かい陽気へと移り変わり始めたこの頃。冬眠していた昆虫も、次々に顔見せてくれるようになり、子ども達も喜んで虫を探し回っています。
  • 駐車場の春の花たちが次々に咲き始め「もうすぐ1年生だよ!」とまるで教えてくれているかのように、子ども達を明るく照らしてくれています。
  • 春の訪れを知らせる、穏やかな風と植物からお便りが届いていきました。今年一年で子ども達も大きく成長しました。みんなと過ごした1年間は、コロナウィルスの影響もある中、とても喜ばしく楽しみを持てることが出来ました。残りわずかのクラスですが、明るい花のように楽しく過ごしていきたいと思います。
  • 外の音に耳を澄ますと、春の小鳥たちが木から木へ飛び回りながら、楽しそうに踊っています。子ども達も、小鳥にたちのように友達との輪を広げながら嬉しそうにお喋りを楽しんでいます。
  • ♪ 春が来た 春が来た どこに来た~♪3月になると、どこのクラスからも春の歌声が聞こえてきます。菜の花の上をモンシロチョウが飛んでいると、「先生、ここにも春が来たね」と嬉しそうに教えてくれた子ども達。季節を眺めて感じる様子は、微笑ましく穏やかな気持ちになります。
  • 桜が次々に咲き始め鮮やかなこの頃、風も日差しも春を感じる季節になりました。もうすぐ卒園を迎える年長さん。昨年の年明けあから今日まで、想像もしなかった状況の中、様々な事が限られる中での保育となりました。当たり前の日常の大切さを感じながら、慣れ親しんだ園で友達や先生と積み重ねた経験は大きな成長と、かけがえのないものになりました。4月からもその経験を糧に、色んな事にチャレンジをしてほしいと思います。
  • いよいよ3月となりました。色んな事を経験した今年。春のドキドキした進級入園式、夏の太陽の下の楽しいプール、みんなで力を合わせて挑んだ秋の運動会、園の集大成の冬の発表会。どれも、みんなでやったから楽しかったね。自分の事は自分で出来るようになった子ども達の成長を身近で見て、とても充実した1年でした。残りわずかですが、子ども達のこれからの成長を楽しみ、思い出残る毎日を過ごしていきたいと思います。
  • 今年度も、残り1ヵ月となりました。1年で心も身体も大きく成長した子ども達の姿を近くで見て嬉しく感じています。園庭の桜の木も、蕾をつけ始め子ども達の進級をお祝いしているかのように毎日色んな蕾の形を見せてくれています。3月は色んな行事があるので、皆で楽しみたいと思います。

クラスの最後のお便り文例・・・実際に筆者が書いたお便りです

  • りす組で過ごした1年間をまとめた思い出帳が、いっぱいになりました。毎月の折り紙製作や、お絵描き、行事の写真など見返すと、こんなに大きくなったんだ…とつい昨日のように懐かしく感じます。特に、折り紙製作や、線遊びのワーク、鋏を使った制作など、苦手とする子どもが多かったのですが、月日を重ね、お家での練習を取り入れて頂き出来る様になりました。
    制作の作品では、時間がかかる事もありましたが、それによって集中する時間も増えてくることが出来ました。じっくり取り組む事で、根気が養われ、自律が芽生える様になりました。一人ひとり表現の仕方は違いますが、それぞれ色んな思いが伝わってきます。
    来年は、もっといろんな制作に取り組む事が出来る様になり思い出のページが加わると思います。
  • りす組での1年間、保護者の皆様にはたくさんのご協力、ご理解を頂きありがとうございました。一人一人の個性溢れる子ども達。「先生、あのね…」とお喋りが止まらない子ども達。“USA♪”“ブレーメンの音楽隊”“平成の流行語”など、りす組さんらしさが表れていました。素直なかわいい子どもに育っていることは、保護者の方が温かく見守っていてくれるおかげだと思います。りす組さんの明るい姿、大好きでした。これからも、子ども達の成長を楽しみに応援し、見守りたいと思います。
  • 駐車場の花壇の蕾からいつの間にか、綺麗な花がもうすぐ開花しそうな様子となり、『もうすぐ小学生だよ‼』と教えているかのようです。『きりんぐみさん!』と何回、呼び止めていた事でしょう。それも、今では懐かしい思い出となっています。就学する事は、成長した証。喜ぶ事ですが、寂しい気持ちにもなります。年長担任になり、4月から一緒に色んな事を共に、励み歩んできました。きりん組さんの、明るさは他のクラスにはないエネルギーがたくさん秘められていました。そのエネルギーが、時には悩みにもなったけれども、今振り返ればとても愛おしく、私にたくさんの事を教えてくれました。「たくさんの思い出をありがとう」
    保護者の皆様には、色々と協力していただきありがとうございました。1年間お世話になりました。

3月は卒園式や年度末など変わり目となります。そんな様子を交えながら書いていく形がおすすめです。3月の書き出しの文例は、桃の節句卒園式春の植物を取り入れながら書いていくと読み手が共感し、季節を感じることが出来ます。

また、年長児の最後のお便りには、四季の出来事を思い出のアルバムのようにして記載することもオススメです。
ここでは、私が記載したお便りの1つをご紹介します。

思い出のアルバム

《春》
進級入園式、元気に返事して皆で『保育園最後の思い出をたくさん作ろう‼』って、約束したね。だけど…それからインフルエンザでクラスの半分以上が感染したり、4月14日の熊本地震…皆揃ったのは5月の下旬でした☆みんなの顔を見た時、安心して涙が出ました。
じゃが芋掘りや、クッキー作り、夏野菜の為に畑作りにも挑戦しました♪

《夏》
お店屋さんごっこでは、たくさんの食材を皆で作りました。“サマーほいく”子どもたちの顔は、生き生きしていて、先生まで嬉しくなりました☆夏野菜は、ぐんぐん成長し今までにないくらいの豊作の年でみんなで喜こびました☆夏野菜からたくさんの栄養をもらえて、暑い夏にも負けませんでした。

《秋》
〇〇小学校での運動会。“心は1つに ~Keep Smile Alive~”団結力を見せられた1日でした。散歩に行くと、落ち葉や雑草を見つけて先生に「先生は、花が好きだからプレゼント♡」貰った時、すごく嬉しかったです。

《冬》
運動会が終わってすぐに発表会。練習期間も3週間と短期間しかなかったけれど、県立劇場であれだけの事を成し遂げた子どもたちに感謝の気持ちでいっぱいになりました。“きりんさんって、すごいな~”と思いました。
毎日行った、マラソンや縄跳びの練習。「先生も負けられない‼」と必死でした…

クラスの活動内容や行事

クラス便りや園だよりでは、内容は別の事を記載します。園だよりに載せないクラス内の活動報告を記載しましょう。テキストボックスをいくつか用意しておいた中に、クラスの目標や、今月の歌、今月の活動などを記載していきます。

日頃の、クラスでの生活や活動(制作や体験)に関する事や、行事の準備をしている内容、または実施した様子やその後の事を感想として載せてもいいです。
ただし、行事予定などの内容は、別紙で詳細することが一般的です。

<3月> 

桃の節句

  • 3月3日は、桃の節句です。女の子の成長を祝う昔からの行事です。桃の木は、邪気を祓う木とも言われています。お雛様の制作を取り入れて、園で女の子の成長をみんなでお祝いします。

子どもにも分かる「ひなまつり」は コチラ

  • 卒園式の事を思うと、嬉しい反面寂しい気持ちにもなります。子ども達が、卒園証書を受け取る様子を見て、「大きくなったな」と日々実感します。当日は、きっと練習以上に逞しい姿を見せてくれると思います。子ども達の、新たな旅立ちを職員一同で笑顔で送り出そうと思います。子ども達一人一人に、綺麗な桜が咲きますように。

卒園式については コチラ

  • 1年間、保護者の皆様にはたくさんのご協力、ご理解を頂きありがとうございました。一人一人の個性溢れる子ども達。「先生、あのね…」とお喋りが止まらない子ども達。運動会での伸び伸びと楽しい演技は、日頃の子ども達がそのまま会場に現れていました。素直なかわいい子どもに育っていることは、保護者の方が温かく見守っていてくれるおかげだと思います。これからも、子ども達の成長を楽しみに応援し、見守りたいと思います。1年間、ありがとうございました。

「お知らせ」「お願い」があれば、記入しましょう

保護者の方に、お知らせしたい事があれば記入して伝えることが必要となります。先ほども伝えましたが、持ち物に関しても、大事な部分は、色を付けたり、字の大きさを調整したりして、パッと読んだだけで伝わる書き方が好ましいと思います。

3月のイラストは?

おたよりには、季節感を出した文章に加えて、イラストも季節の物を使うことが定番です。3月のイラストは、桃の節句卒園式春の植物

イラストは検索するとフリー画像がたくさん見つかるので、おたよりの内容に合わせて配置を整えながら探してみてください。

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まとめ

3月の「お便り」に使える文例と内容はいかがだったでしょうか?
書き出し文は、季節感を出して書くことで相手が共感します。文章を書くとき、パッと読んだだけで伝わる書き方を工夫しながら、敬語に気を付けて書いていくようにしましょう。毎月、おたよりを書いているとマンネリ化する事がありますが、その月の行事や今起きている社会現象を添えて書くことで、書き出し文は新しい文章を書くことが出来ます。
「お便り」の、書きやすい文章の参考になると嬉しいです。

最後まで読んで頂き ありがとうございました。

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