保育士の悩み。子どもが話を聞いてくれないのは、どうして?

保育士

保育士や、幼稚園教諭の免許を取得し、先生への1歩を踏み出した新人の先生。
初めての仕事は、ドキドキとやる気が混じって子どもと一緒に楽しむことで期待いっぱい。でも、いざ先生としての仕事を始めて蓋を開けてみると、思っていたことと違う・・・壁にぶつかってしまいます。

そんな悩みの一つに「子ども達が話を聞いてくれない」「自分勝手な行動ばかりする・・・」「ベテラン先生が入ってくると、話を聞き出す」などがあります。

私は、以前保育士として17年間勤めてきました。私も、最初の頃はそんな悩みを持っていた時期があります。「なんで、話聞いてくれなの?」「なんで、他の先生だったら聞くの?」と悲しくなってしまった事もあります。

その時に、気付いたことは周りの保育士に緊張する気持ちの方が強く、子ども達にとっては、私の話は面白くなかったからです。
つまり、先生の話は子どもにとっては面白くないから、子どもが話を聞かなかったり、他の事に夢中になったりするのだと思います。

目次

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保育士の悩みはどうすればいい?

ここでは、どうしたら話を聞いてもらえるようになるのか、私の経験をもとにお話ししていこうと思います。参考にどうぞ。

周りの先生に自ら相談する

先生になって、初めて子ども達をまとめる時はとても緊張すると思います。ベテランの先生だって、最初はみんな手探り状態で同じです。何年も経験して子ども達をどうまとめたらいいのか分かるのです。しかし、毎年クラスは変わります。そのクラスによって、昨年のやり方と同じ方法でまとめれるとは言い切れません。経験を重ねてるからこそ、子ども達がどうしたら話を聞いてくれるのか考えながら話をしているのです。
子ども達をまとめるとき、子ども達よりも周りの先生に緊張してしまう場合は、最初から「先生、どうやって話をしたらいいですか?」とベテラン先生に尋ねてみてください。分からないまま、進行していくと自信を持ってない上に、先生の緊張感は子ども達にも伝わります。つまり、子ども達へ、はっきりと話せていないため、子ども達は話をきかなくなってしまうのです。

子ども達が話を聞いてくれないと不安になる前に、先生に自ら相談してましょう。自ら相談することは恥ずかしい事ではありません。

子どもに興味を持たせること

子ども達をまとめることには、子どもの興味を先生に向けることが大切になってきます。目の前の子ども達の様子を考えることが必要です。先生になっても、子どものことを考える努力を惜しまないようにしましょう。

子ども達は、面白い‼と感じることには、興味を示して楽しんで話を聞くことが出来ます。先生自身が、楽しんでお話をしていると子どもにも伝わり、喜んで話をきいてくれます。先生が、自信を持って子どもに話をしていないと、子ども達は言葉は出ないけれども「何言ってるの?」と近くにいる友達とおしゃべりを始めたり、違う行動に出たりするのです。つまり子どもの反応は、先生の話に興味あるか、ないか分かりやすく態度で示しているのです。

この先生、面白い楽しい‼と思うと子ども達は、先生の話を自然と受け入れます。
楽しいことは、どんことをすればいいんだろう。と悩みがでてくるかもしれません。そんな時は、自分が持っている今の自分の上から、新たに演じることを加えるといいです。

子どもは、オーバーリアクション喜び楽しみ、この先生の話面白い‼と感じるのです。体を張って、その場を演じてみてください。周りの保育士は失笑するかもしれませんが、恐れずやることで子ども達は先生の話に興味を持って聞くことが出来ると思います。

子ども目線になって考える

先生たちの中に、「子ども達が話を聞いてくれない」「自分勝手な行動ばかりする・・・」「ベテラン先生が入ってくると、話を聞き出す」などの悩みがありますが、よく考えると子どもにとっては、「先生の話つまんない」「分からない」「声が小さくて聞こえない」と言った子どもの思いがあります。大人だって、「つまらないのに何でこの人の話聞かなきゃいけないの?」と感じることと一緒です。

自分の話を聞いてもらいたいと思うことは、*エゴに過ぎないのです。

自分が話をしているから聞いてほしい

となります。

*エゴとは・・・
自分のことだけを考えて相手に伝えること。利己主義。

保育士が、どうやったら子ども達が話を聞いてくれるのかなと、子ども目線になって考える必要があるのです。

子どもが楽しめる導入や絵本

実習先でも、子どもをまとめる時に導入をいれてくださいねと言われた先生も多いと思います。子どもが、自分に興味を持ってくれるために、導入を入れて本題に入ることも方法の1つですが、子どもをまとめるために、ただ感情なしにするのであれば子どもは興味を持ちません。

導入するにあたっても先程伝えたように、子ども目線になって考える必要があるのです。活動を子ども達に楽しんでもらうためには、注目されなければいけません。目の前の子ども達の状況を臨機応変に捉えながら、先生自身も楽しんで行う必要があるのです。
導入や、絵本の読み聞かせの時でもオーバーリアクションで演じながら進めてください。

子どもは心は純粋

保育に正解はありません。いろんな経験を重ねながら自分の保育について考えていくことが必要になります。目の前の子ども達は、面白いことには面白い。つまらないことにはつまらない。しっかり反応を見せてくれます。子どもは純粋なのです。
保育の中でも、圧力で子どもをまとめるやり方もあります。幼児期になると、「この先生は怒ったら怖い」と判断できるようになります。それも、純粋だからこそ、先生の区別をつけることができるのです。圧力の保育は、必要な時もあるかもしれませんが子ども目線で考えることが大事です。

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正解のない保育は試行錯誤していく

子どもが好きで勉強して得た資格。働いてみると、子どもをまとめることの難しさを知って辞めたい・・・と考えてしまうかもしれません。でも、これはどんな社会に出て勤めても初めてのことは誰だって手探り状態で壁に当たる時があります。
私も最初の頃は、ネットがまだそんなに普及されていなかった時代。平成生まれの新人の先生以上に、どんな導入をすればいいのかもわからない状態でした。今思うと、本当にひどかったと思います。手遊びも、昔からあるようなものしか知らない。本読みも棒読み・・・そんな私でも、経験を重ねると子ども目線の関わり方を学べてきたのです。
今は、時代の変化で導入や本読みもネットを検索するといろんなことが見れるから引き出しのヒントは見つかると思います。

失敗も成功の元と受け入れながら、試行錯誤して自分のやり方を見つけてください。時には、たくさん悩み苦しい時があるかもしれません。でもそれは、先生が目の前の保育に立ち向かおうとしているからです。いろんな悩みを抱えながらも、子ども目線になってたくさん子どものことを知って日々の保育を楽しんでください。
このサイトが、先生の保育の参考になると嬉しいです。

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