伝承遊びは、子どもが楽しむ昔から伝わる遊び。

日本の行事

日本の子どもの遊びでは、昔から子ども達が考えて遊んでいた「伝承遊び」が有名です。現在は、屋内でのゲーム遊びが中心になってきており、伝承遊びを楽しんでいる子どもが少なくなってきています。

伝承遊びは、ゲームのようにマニュアルがあるわけでもありません。子ども達が自ら考え、生活の中で草花や木材など簡単な道具を使って遊びの中に取り入れられていました。

社会の変化に伴い、伝承遊びが日常的な遊びの中から途絶えてきているのです。いつの時代も、子ども達は遊ぶことが好きです。遊びの中で創造する力を育み、友達と楽しみコミュニケーションを取りながら生きる力の土台を作っていくのです。

ここでは、昔から受け継がれてきている伝承遊びが薄れてきているからこそ、伝承遊びの楽しさを子どもに伝えれるようにまとめてみました。参考になると幸いです。

目次

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伝承遊びとは

伝承遊びとは、人から人へ遊びが受け継がれていくこと。

伝承遊びは、小さい子どもからお爺ちゃんお婆ちゃん、みんなで楽しむことが出来る遊び。年齢によって遊び方を変えたり、1人から2人・・・と人数を増やして遊ぶことが出来たり、歌に合わせてリズムを取ったりと幅が広い遊びです。身体を使って遊ぶので、手先や身体のバランス感覚を養う事も出来ます。また遊びの中で、ルールがあるので社会性や協調性、集中力も身に付いてくることから子どもの生きる力の土台が、遊びの中から繋がっていくのです。

子どもが遊べる伝承遊び

子どもが楽しく遊べる伝承遊び。

<鬼ごっこ>
子どもは、外に出ると自然と走り出します。走ることは、身体を作るためには大切です。逃げても、捕まえても、再び走り出す子どもたち。

  • ケイドロ:警察&泥棒
  • 色鬼:鬼が指示した色を探がし、その色に触れる。
  • タッチ鬼:鬼にタッチされたら、鬼と手をつなぐ。
  • 氷鬼:鬼にタッチされたら、その場で固まる。

など色んな鬼ごっこの名前を付けて遊ぶことが出来ます。

<だるまさんがころんだ>
鬼は、木や柱や壁などで目を伏せる。鬼以外の子どもは、鬼から10以上離れた場所から、合言葉の「だるまさんがころんといいながら鬼に近付く。最後の「だ」で鬼が振り向くと共に、鬼以外の子どもはその場で動かないように止まる。振り向いた鬼に動いた所を見つかると捕まってしまう。「だるまさんがころんを繰り返し、鬼の背中にタッチしたら鬼が数秒数える間に逃げる。鬼がストップと言ったら、その場に止まり鬼に「大股〇歩」と伝え、鬼が歩いて止まりタッチされたら鬼の交代をする。

<陣取りゲーム>
2チームに分かれて、広い場所でお互いの陣地を奪う遊び。相手の陣を先にタッチした方が勝ち。

<ケンケンパー>
地面に、円を描き片足と両足を跳びながら進んでいく遊び。

<馬跳び>
1人がかがんで自分の足首を掴み馬になる。もう1人は馬の背中を開脚で跳んでいく。数人で行うと楽しいが、崩れたら大けがになるのでしっかり支えることが大事。

<なわとび>
体力に合わせて、様々な跳び方を楽しめる縄跳び。小さい子どもは地面に置いて蛇や、小波大波を楽しんだり、1人で跳ぶ縄跳びは、様々な跳び方を工夫しながら集中力を育むことが出来ます。また、大勢で大縄跳びにも挑戦することが出来ます。

<はないちもんめ>
2チームに分かれて、横一列に手をつないで歌いながら前に出たり、後ろに下がったりする遊び。名前を呼ばれたら、前に出てジャンケンをする。
♪勝~って嬉しいはないちもんめ~

<なべなべそこぬけ>
2人で向き合って、♪なべなべそこぬけ そこが抜けたら帰りましょ♪「帰りましょ」で手を離さないでひっくり返り背中合わせになる。それを、また歌って戻す。大人数でも出来る遊び。

<けん玉>
平衡感覚が重要なけん玉は、手だけの運動でなく体全体を使う遊びです。集中力、想像力も養われます。

<駒回し>
軸を中心として書いてさせて遊ぶ駒回しは、身近な紙や自然の物を使って作ることも出来ます。

<あんたがたどこさ>
ボールをつきながら、♪あんたがたどこさ~と歌いながら、「さ」で足を上げてボールをくぐらせる。

<絵描き歌>
絵描き歌で有名なのは、こっくさんですよね。鉛筆を持てるようになり、色々書けるようになる年長さんには、喜ぶ絵描き歌です。歌いながらペンを走らせることは、想像力や脳の活性化も養われます。

<あやとり>
紐1本で、想像しながら遊べることが出来て、色んな形を作ることが出来ます。二人でも交互に歌いながら息を合わせて、引き合う遊びもあります。

<すごろく>
サイコロの出た目の数だけ進み、マスに止まる。スタートからゴールまでの中に、色んな仕掛けを考えて描いてオリジナルのすごろくを作って遊ぶこともできます。

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まとめ

伝承遊びは、準備物がなくてもすぐに取り組んで遊ぶことが出来ます。ゲームが盛んになり子どもの遊ぶ環境も変わりましたが、いつの時代も、子ども達は遊ぶことが好きな事には変わりません。子どもが考えた遊びは、子どもの心を豊かにし、遊びの楽しさを伝えてくれます。
だからこそ、伝承遊びは「伝承」して次の世代にも受け継がれていくように子ども達に、物がなくても遊べる楽しさを教えていくことが私たち大人の役目だと思います。

次の世代を生きる子ども達に、伝承遊びの楽しさを伝え、新しい遊びが発見されると嬉しいです。

最後まで読んでいただき ありがとうございました。

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