就学前の準備

子どものこと

就学前の子ども達にとって、園生活最後の年は友達との仲間意識が芽生えたり、目標に向かって努力し、最後までやり遂げたり、自信が持てることが増えてくると思います。そんな中、「9月入学移行」9月入学の導入が検討されつつありますが、いずれにせよ小学校へと入学するにあたって、先ず土台をしっかりと今のうちに取り組んでおくといいことをお伝えしていこうと思います。

目次

スポンサーリンク

小学校ってどんなところ?

先生、わたし1年生になるの楽しみ~

そうだよね!でも、小学生になるために準備していますか?

1年生になってからで大丈夫だから何もしてな~い。

それだと、1年生になってから大変だよ‼

そうなんですか?じゃ、なにすればいいの?

今から出来ることをやっていこうね。

は~い‼

これから、小学校に入学する前にやっておいたらいいことをまとめますので、子どもと一緒に考えたり、見直したりしてみましょう。

・・・学校では… …できていますか?…
・子ども達だけで登園します
・自分の事は、自分で整理整頓をします。
・自分の事は、自分で整理整頓をします。
・友達との関りが増えます。
・自分の机といすがあり、お勉強が始まりす。
・授業、休憩、給食、掃除と時間に区切りがあります。
・一人で安全に歩けますか?
・自分の物は、自分で準備行い、片付けられますか?
・友達と仲良くできますか?
・困ったことがあったら、先生や、大人の人に、自分で伝えられますか?
・静かに座って人の話をしっかり聞くことができますか?
・早寝、早起きしてをして、朝ご飯をしっかり食べていますか?

保育園、幼稚園、こども園などと違うところは、身の回りの全ての事を一人でしないといけません。生活習慣も変わるので、今のうちから見直しておくとスムーズに小学校生活に入っていくことが出来ると思います。

卒園・入学までに育てたい子どもの力

挨拶

挨拶は、人との関わりの第一歩です。身近な大人が、挨拶をする姿を見せることで、自然と真似をすることが出来るようになるのです。大人が、「おはよう」「さようなら」「ありがとう」「ごめんね」と言えることで、子どもも自然と言葉にすることが出来ます。思うように言葉が出ない子どもへ、無理に強いると余計に挨拶することを閉ざしてしまい、逆効果となりますので子どものペースに合わせてあげましょう。挨拶は、すぐには身に付くものではありません。日頃の積み重ねによって、自然とできるようになります。

思いやりの心

どんな社会に身を置いても、明るく楽しい豊かな生活を送るためには、相手の事を思いやる気持ち、思いやりの心が不可欠です。思いやりの心は、身近な信頼できる人に認めてもらうことで、より確かなものになります。その時の、相手の気持ちを伝えてあげるようにしてあげると、やがて自ら相手の気持ちを思い巡らしながら行動できるようになります。

意欲の源「やる気」

やる気とは、物事に積極的に関わって何でも前向きにやってみようというチャレンジし精神を持つことです。さらに、自ら考えたり、工夫したり想像力を発揮する喜びを知る事です。気づいたことを褒めたり、認めたりしてあげましょう。たとえ、失敗や間違えがあっても挑戦したことを認めて、プラス方向で救ってあげましょう。大人のやる気が子どもをその気にさせ、それがやる気や自信につながります。

「聞く力」「話す力」

聞く活動や話す活動を通して、自分の考えをまとめたり、判断したりする論理的思考を高めていきます。学習の要は「聞く力」です。自ら聞こうとする力が「聞く力」人の話や説明を最後まで聞かなければ、話の内容をきちんと理解することが出来ず、いい加減な思考になってしまいます。また、「話す力」は、思考を高めることに加え、人と人がより良い関係を作るために欠かせないものです。話し言葉が不十分だと社会適応が出来ず、集団の中で友達と共通の経験がしにくくなってしまいます。日常の生活の中で、考えたことや感じたことを、話す体験を増やしていきましょう。様々なことを体験することで、自信を持って「伝えたい!」と思う気持ちにつながります。

数.量.形

「大きい」「小さい」「長い」「短い」「重い」「軽い」「三角」「四角」「丸」など、数や量や形に関する言葉を豊かにしていきましょう。生活の中で、意識して使うことが大切です。数は「10」までは唱えることは勿論ですが、物と数詞が1対1に対応して数えれるようにしましょう。1年生になると、「数」だけではなく「長さ」や「形」の学習もします。日常の身近な物を利用して、実際に長さを比べたり、形を使って遊んだりする経験を増やしていきましょう。

時間の感覚

時計の読み方は、小学校へ上がると習うので出来なくても問題ないと思います。ですが、時計を見る習慣をつけておくと、数字も読めるようになり「〇時になると、何をする」ということがし自然と身に付いてきます。生活リズムを整えることも、時間の感覚が不可欠です。時間を意識しながら行動できるように、身近な大人が「〇時になったら、何をする」と声をかけてあげましょう。

 

これから、やっていきましょう

  • 自分でじゅうびしたり、片付けしたり、自分の事は自分でしましょう。
  • 自分の物や他人の物、みんなで使うものを大切にしましょう。
  • ボタンを留める。下着はズボンの中に入れる。かかとを踏まずに靴を履く。髪を結ぶなど、身だしなみは整えましょう。
  • ポケットの中に、ハンカチを入れて登園しましょう。洗った手は、ハンカチで吹きましょう。
  • 正しい姿勢でこぼさずに食べましょう。苦手な物にも挑戦し、苦手意識を克服して自信につなげていきましょう。
  • 食事の配膳、片付けや掃除などの手伝いをしましょう。雑巾絞りもできるようになりましょう。
  • 和洋式のトイレを使えるようにしましょう。
  • 自分から進んで挨拶ができるようになりましょう。
  • しっかり顔を見て話しを聞いたり、困った時は大人に伝えられるように言葉使いを覚えましょう。
  • 早寝早起きを心がけて、規則正しい生活を送り、朝ご飯をしっかり食べましょう。
  • 学校までの通学路を歩いたり、長い距離を歩けるようになりましょう。
スポンサーリンク

まとめ

小学生になることは、子どもにとって嬉しい反面、不安もあると思います。個人差はあると思いますが、子ども一人で出来るわけでもありません。勿論、すぐにできるようになるわけでもありません。完璧に出来るようになる必要はありませんが、子どもが自信を持って身の回りの事を行うには、身近な大人が手本となり見守り、安心して出来る環境が大切です。

子どもが頑張ったことを認め、たくさん褒めてあげてください。そして、新しく挑戦することに、後押ししてあげてください。自己責任の心を育てるためには、身近な大人のバックアップが必ず必要となります。1年生になることが楽しみになるように、ゆとりをもって「就学前の準備」をしていきましょう。
この記事が、「就学前の準備」の支えとなってもらえると嬉しいです。

最後まで読んで頂き ありがとうございました。

ブログランキングに参加しています。
*ポチッ*としていただけると嬉しいです。

 にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ

コメント