子どものコミュニケーション能力が育つ4つの事

子どものこと

目まぐるしい社会の変化と共に、子どもを取り巻く環境もずいぶんと変わってきました。これから、子どもが大きくなる頃には、AIがますます発展したり、グローバル社会となってくると思います。その中で、生き抜くための力を、今から身に付けなければいけません。

それには、コミュニケーション能力が不可欠なのです。

ここでは、子どものコミュニケーション能力が育つ4つのことを紹介します。

目次

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コミュニケーションとは

コミュニケーションは社会において、思ったことや感じたことを言葉や文字にして伝えたり、表情や行動など身振りなどで人と関わっていくこと。です。

次の文章は、私が以前保育士として働いていた年長児担任の時、「月のお便り」に記載した一部です。

言葉のキャッチボール

一日どれくらいお子さんとお話されていますか?振り返ると、ゆっくりお話しせずに一日が終わったりしていませんか。私も、帰りが遅いと子どもと話さずにいる日もあります…何気なく交し合う会話を見つめ直す事はあまりないですが、とても大事であることを最近、よく感じるようになりました。会話は、言葉のキャッボールです。子どもが投げた言葉を返して、また戻ってくる。それが『絆』にもなります。会話でも、一言だけで済ませていませんか?周りの情景や考えを引き出してあげ、話す相手がいる事、話を聞いてもらえる喜びがまた、話をしようと思う意欲になります。言葉を使うことで、自分の気持ちや経験したことを表現できるようになると、言葉による表現力や理解力もつき、進学しても自分から話をしようと思えるようになります。

保護者の方も忙しいとは思いますが、子どもとゆっくり話す機会を多く取ってあげてください。私も、出来る限り、子ども達の話をしっかり聞いて、楽しく過ごせるようにしたいといます。

コミュニケーションは、お互いに言葉だけで伝えるのではなく、相手の事を思いやり、理解し合う関係を築いていくことです。社会に出た時、コミュニケーションをうまく取れないと、人へSOSも出せなくなってしまうのです。

今は、スマートフォンが普及しメールやLINE・ゲームなど便利な機能が発展し、メールやLINEでのやりとりの中で、コミュニケーションをとる人が多くなってきています。それはそれでいいと思いますが、社会に出ると人との関りはとても大切です。
大人がスマートフォンばかり気にしている背中を見て育つ子どもは、身近な大人とコミュニケーションをうまく取れなかったりして、社会に出た時に人と関わることが難しくなっていってしまうのです。

子どものコミュニケーション能力について

人と関わる中で、コミュニケーションは不可欠です。

ここでは、元保育士としての体験を元に子どものコミュニケーションについて簡単にまとめてみました。

コミュニケーション能力が優れている子どもの特徴。

  • 人見知りせず、途中入園でもすぐに友達と関わることが出来る。
  • 自分の思いを主張することが出来る。
  • 何か異変に気付いたら、すぐに対応することが出来る。
  • 積極的に物事に取り組むことが出来る。
  • 初めての事でも、楽しんで取り組むことが出来る。
  • 喜怒哀楽を表現することが出来る。

コミュニケーション能力が劣れている子どもの特徴

  • 人見知りで、なかなか心を開いてくれない。
  • 自分の思いを伝えることが出来ない。
  • 分からない事も、そのままにして無表情で待っている。
  • 語彙力が少なく、話しが通じず、話せない。
  • 友達と遊べない。
  • 友達から玩具を取り上げられても、何も言わずされるがまま。
  • 活動に消極的。

コミュニケーショが優れている子どもと劣れている子どもの差は、子どもの性格もありますが、子どもが関わる環境において関係してきます。

では、子どもにどう関われば、コミュニケーションがうまく取れるようになるのですか?と思われますよね。
コミュニケーション能力を高めるためには、1度や2度話すだけではそう簡単には、身に付きません。何度も話をしたり、話すことを最後まで聞いたりすることを何度も繰り返すことで、少しずつ身に付いてくるのです。

子どものコミュニケーション能力を鍛える4つのこと

身近な大人との会話

子どものコミュニケーション能力は、身近な大人との会話によって育まれてきます。子どもが、上手く話せない場合は身近な大人が、たくさん子どもに語りかけるといいです。その時に大切なことは、子どもの目線に合わせて繰り返し語りかけることです。
子どもが話しかけてきたときは、最後まで聞いてあげましょう。相づちすることで子どもは、話を聞いてもらえてる。と感じることができます。
話をしている途中で、話しかけたりせず、最後まで聞いた後にちょっとのことでも、何かしら言葉を掛けてあげるといいです。ちなみに筆者は、「すごいね」「すごいじゃん」とよく言っています。ただ、それだけですが小学生でさえも喜びます。

挨拶をする

コミュニケーショが劣れていた子どもは、挨拶が全くできませんでした。登園して「おはよう」との言葉を、発することが難しかったのです。
保護者の方は、保育士に挨拶をしてくれていましたが念の為にお家の中でも、挨拶を交わしていますか?と尋ねてみました。すると、家の中ではしていなかったそうです。「親しき中にも礼儀あり」とあるように、身近な人にも挨拶は欠かせないと思います。
挨拶は、人との関係を調和させ、お互いに親しみを持ち、相手を敬うことです。相手に伝え相手から返してもらうことで、自分の存在を認めてもらい嬉しく感じる一番のコミュニケーションなのです。

絵本を見る

絵本が、子どもに与える影響は大きいです。うまく言葉を伝えることが出来ない子どもにとっては絵本の中で、登場人物の気持ちに触れたりすることが出来ます。
劣れている子どもはには、何かの興味を見つけてあげることが大切になります。「この絵本面白い!」「楽しい!」と様々な絵本から感じることが出来るようになったら視野を広げてあげましょう。
子どもは、たくさんの柔軟性を持っており絵本の読み聞かせから、好奇心、想像力、集中力、語彙力など「生きる力」を養う事も出来ます。絵本の読み聞かせにより、子どもとのコミュニケーションを大切にしていくことで、子どもの豊かな表情がたくさん現れると思います。

色んな体験を重ねる

コミュニケーションを高めるには、色んな世界を感じさせることも1つの方法です。最初は、上手く溶け込むことが出来ないかもしれません。身近な大人が楽しんでいる様子を見て、少しずつ踏み入れることが出来るようになってくるのです。
近年は、ゲームやスマートフォンの普及で、屋内で遊べることが充実し、自由に遊べる場所が削られ、人や自然と関わることが減ってきています。しかし、様々な人や自然と関わり体験を経験した子どもは、発想力や創造力、探求心が芽生え色んな視野が広がりコミュニケーション能力も高まるのです。

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まとめ

いかがだったでしょうか。
コミュニケーションは、生きていくためには必要な要素なのです。そのため、子どもの頃から身近な大人との会話・挨拶をする・絵本を見る・色んな体験をする

ことが大切になってくるのです。コミュニケーションは、日頃から行える身近な教育です。子どもが社会に出た時、つまずかないように子どもを支えてあげてくださいね。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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