戦争を体験した者が少なくなってきている今。戦争の恐ろしさを、経験したことない者が伝えても、うまく伝える事出来ません。
そこで、絵本や紙芝居から戦争について、どのようなことでどのように起こるのか、どんなに悲しい事なのか、わかりやすく絵で描いて子どもの感受性も育つことができる絵本がありますので紹介します。
ここでは、元保育士がオススメな「戦争と平和」の絵本をピックアップしました。
目次
戦争と平和のオススメ絵本
へいわってすてきだね
本体価格 1400円 + 税
- 作:安里 有生
- 絵:長谷川 義史
- 出版:ブロンズ新社
小学1年生が描いた詩が絵本となり、動物たちがのんびりと暮していることや虹を見て感動できる心や学校での楽しい出来事があるということは平和ってことなんよと。教えてくれている言葉に、子ども達に分かりやすい「平和」を伝える絵本です。
せんそうを はしりぬけた『かば』でんしゃ
本体価格 1400円 + 税
- 作・絵:間瀬 なおかた
- 出版:ひさかたチャイルド
子供にも過度に怖がらせないように史実を交えて戦争について描いてあり、かば電車視点で描かれていることに親しみを覚える絵本です。
せんそう
本体価格 1200円 + 税
- 作:塚本 千恵子
- 絵:塚本 やすし
- 出版:東京書籍
真っ赤な炎によって轟々と焼き尽くされる絵は、逃げ延びる人々の叫び、怒り、悲しみ、苦しみが伝わり、子どもにわかりやすい空襲の絵本です。
へいわとせんそう
- 作:自由と平和のための京大有志の会
- 絵: 塚本 やすし
- 出版: 朝日新聞出版
シンプルな絵と、シンプルな言葉で伝えている「へいわとせんそう」の絵本。ページはつながっているものの、「へいわとせんそう」の二つの場面を見開きで描いあり、子どもに分かりやすい景色の違いが絵本から分かる1冊です。
8月6日のこと
本体価格 1300円 + 税
- 作:中川 ひろたか
- 絵:長谷川 義史
- 出版:河出書房新社
絵本作家・中川ひろたかさんが、広島で亡くなった自分の伯父、被爆者となった自分の母の体験を絵本にして伝え、子どもたちへ問いかけています。言葉が多いわけではないですが子どもに分かりやすい言葉で、事実が淡々と描かれており、すうっと心に届く絵本です。
せんそうがやってきた日(大型絵本)
本体価格 1500円 + 税
- 作:ニコラ・デイビス
- 絵:レベッカ・コッブ
- 訳:長友 恵子
- 出版:鈴木出版
戦争がやってきた日、窓辺には花が咲き、お父さんは弟に子もり歌をうたっていた。午前中の授業で、火山のことを勉強した。おたまじゃくしの歌をうたった。鳥の絵をかいた。そして、ランチタイムのすぐあとに戦争が起きた日の事を詳しく書いてある絵本です。
せんそうしない
本体価格 1300円 + 税
- 作:谷川 俊太郎
- 絵: 江頭 路子
- 出版:講談社
谷川俊太郎さんの簡潔な文に、情緒さえ感じさせてくれる暖かい江頭路子さんの水彩画が上手くマッチして、穏やかに描かれています。
戦争と平和を見つめる絵本 わたしの「やめて」
本体価格 1300円 + 税
- 作:自由と平和のための京大有志の会
- 絵: 塚本 やすし
- 出版: 朝日新聞出版
文章は少ないけれど、絵で子どもに分かりやすく伝えてある絵本。巻き込まれていくことに対して自分の「やめて」との発言。子どもに主張することの大切さを教えてくれる1冊です。
ひろしまのピカ
広島に原爆が落ちたことが、リアルに描かれている絵本。幼い子どもには、トラウマとして残るかもしれませんので、6歳以上の子どもにおすすめです。戦争を知らない者にとってはこの絵本から、戦争の怖さがものすごく伝わります。
まとめ
「戦争と平和」について、子どもにオススメな絵本をご紹介しました。
絵本は、幼児教育で必要な「生きる力」の見本となり、子ども達に色んな事を教えてくれます。また年齢が上がるにつれて、集中力、想像力、発想力、感受性も養うことが出来ます。
「絵本のある暮らし」を取り入れて、子どもの好奇心や思考的能力を掴んでくことをオススメします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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