日本文化の習字がもたらす3つの力

小さい頃から習字が身近にあった私ですが(親戚が書道の先生をしていた)、その頃の習い事では「習字かピアノかそろばん」が中心でした。しかし、時代の変化と共に色んな習い事が多くなってきたことから「習字」を習う子どもが少なくなってきていました。

しかし近年、再び「習字」を習い始める子どもが多くなってきました。
日本の文化の「習字」。習字を習うことで学ぶ力もたくさんあります。

「習字ならいたい!」

年中の頃に突然、言い始めた子ども。
「これは、チャンス!」
習わせたかった事もあり、文字も書けるようになっていたので、早速習わせました。大きくなると、1度は履歴書を書いたりすることもあるでしょう。字は、相手へ与える一番目の印象を持たせます。つまり、字が綺麗だと一生の財産となるのです。

目次

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習字がもたらすこととは?

子どもが通う教室では、毛筆と硬筆が習えたので2つ習うことにしました。
ここでは、習字がもたらす3つの力をまとめました。

習字がもたらす力はすごい

綺麗に書けるようになる

習字を習うことで、何度も書いていくと綺麗に書けるようになるとは、言うまでもありませんが、誰もが、積み重ね正しい手本を見ながら書くことで上達し、綺麗に書けるようになります。小さい子どもは、吸収力が早く講師の真似をしながら、トメ、ハネ、はらいをして書くことで正しく綺麗に書くことが出来るようになるのです。基本や基礎をしっかり学ぶことで、文字のバランスを自ら整えることが出来るようになるます。

正しい姿勢が身に付き、集中力が持てるようになる

習字をする時は、墨で文字を書くため鉛筆で書くように消せるわけではありません。つまり、一文字一文字に力を添えて集中して書かなければいけません。文字を書くとき、行儀が悪かったら上手く書くことが出来ません。筆を持つと自然と正しい姿勢が身に付いてくるのです。正しい姿勢で書くことで、緊張感を感じることが出来るようになり、一層集中力が高まってくるのです。
集中力は、ここだけの活躍ではありません。学校では、長く椅子に座って落ち着いて授業に取り組み、集中することで理解力が得られ学習向上にもつながるのです。

日本の文化を味わう

習字をすることで、日本の文化を学ぶことが出来ます。子ども達が社会に出る頃には、国際社会となり日本文化について日本の良さをアピールしないといけなくなる時が来ます。習字をしている事で、日本の礼儀作法を取り入れた習字の良さを伝えることが出来たり、古代に書かれた書物を深く掘り起こすことで、昔の文字を書いて伝えることも出来ます。

毛筆と硬筆

教室によっては、毛筆と硬筆を教えてくれる場所もあります。我が家の子どもは、毛筆と硬筆を習わせました。小さい子どもにとって、1時間の中で30分毛筆して残りの30分硬筆は厳しいかな?と思ってのですが、大人が思っている以上に子どもは、書くことを楽しんでいました。

硬筆は、右手で正しく鉛筆を持ち、左手で紙を押さえて正しい書き順で書くことを学ぶ。毛筆で、姿勢を正して書くことで集中力高めて書くことを学ぶ。

まだ文字をうまく書けない子どもは、硬筆から始めることで文字を書く楽しさを学んで書き始めるといいと思います。我が家の2番目の子どもは、硬筆から始めました。硬筆に慣れると、文字を書く力の入れ方が分かるようになり、一文字一文字大きくしっかりと書くことが出来るようになります。

硬筆と毛筆を取り入れることで、文字のバランスをうまく保てるようになるのです。

昇級昇段が上がるにつれて向上心を高める

習字教室は、全国各地に存在します。そして、殆どの習字教室で習字の級位があるのです。
小さい子ども達も?と思われる方もいますが、小さい子どもにでも級位を受ける資格を持っているので級位が取れた時の喜ばしい顔は、大人と同じように子どもも嬉ししくなるのです。これには、身近な大人の言葉掛けが必要となります。大人が子どもの頑張りを認め一緒に喜ぶことで、自信となり意欲が高まってくるのです。

この作品は、我が家の子どもが書道大会で準特選を頂いた作品です。
このような、大会も子どもの向上心を高めていきます。

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まとめ

習字がもたらす3つの力はいかがだったでしょうか?習字は、字が綺麗になることはもちろんですが、集中力や日本文化にに触れることができるのです。そして、綺麗な字を書くことが出来ると財産となり、社会に出た時の履歴書での第一印象が良くなります。
習字はすぐに上達するものではありません。繰り返し何度も行うことで、身に付いてくるものです。それには、身近な大人の言葉掛けが必要ですが、子どもの一生の財産となり、これから国際社会を生きていく子どものには、日本文化を知って行くことが大切となるので毛筆硬筆の習い事はオススメします。

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