”放牧”な子育ては、子どもにとっていいの?

生きる力

昔は、「外で遊びなさい!」と、どの家庭でも声を掛けられ、子どもだけで遊んでいた世界が多くありました。現在は、子どもを取り巻く環境の変化で、「外で遊んできなさい」と声を掛けつつも、保護者同伴となったり、屋内で遊ぶ習慣が多くなり、自由に遊ぶ空間がなくなってきています。そんな中でも、自由に伸び伸び伸びと遊びを見つけることが出来る子どもは、「生きる力」が養われ思考力、創造力、集中力、学習力も優れているのです。

ここでは、「放牧な子育て」について、どのようなことが得られるのかまとめてみました。

目次

スポンサーリンク

放牧な子育てとは?

放牧な子育てとは?

放牧・・・牛、馬、羊などを野山や牧場に放し飼いにすること
(小学校国語辞典より引用)

放牧な子育て・・・上記のように屋内、屋外の中である程度の物を揃えて、自分で好きな玩具を見つけて遊ぶこと。遊ぶときに、「これで遊びなさい」と指示するのではなく、自分が遊びたい玩具を見つけて、探索や模倣、イメージをしながら楽しく遊べる環境をつくること。

自分で遊びを見つけることは、視野が広がるハイハイの頃から色んな玩具に手を伸ばすことから始まります。常に遊び始めたその時から、子どもには学びがついてきているのです。遊び始めた時に、「あれは、ダメ」「こっちで遊んで」と指示を掛けたり、ブレーキを掛けると子どもの好奇心が少しずつ閉ざされていきます。このような遊びを多く経験していると大きくなった時、自分の意志で動くことが出来ず、指示をまったり、判断が出来ない子どもになってしまいます。遊びの型を決めず、自由に遊びの型を自分で考えることで、自発性も芽生えます。

潜在能力が育つ

小さいうちは、手を掛けて色々してあげたい気持ちですよね。
しかし、遊びの中では”放牧子育て”を進めます。自分で遊びを考え、計画し、友達を誘うことで社会性を身に付けることが出来るようになります。子どもの遊びに共感し、子どもの発見に「~すごいね」「やり方教えて」と声を掛けると、子ども頼られている気持ちが嬉しくなり、潜在能力を引き出すことも出来ます。

  • 潜在能力
    自由な発想が出来るようになり、試行錯誤を繰り返し、
    必要な物やいらない物などの区別を付けながら遊ぶことが出来る。

好奇心が溢れる

好きな遊びを見つけて遊ぶことには、必ず好奇心がついてきます。好奇心を持つことで、1つの遊びでも年齢を重ねるにつれて、様々な遊びの展開を広げていくことが出来るのです。小さい頃、自由に遊んでいた子どもは、「あれ何?」「どうやって遊ぶんだろう」「どうすればいいんだろう」など、好奇心から思考力、創造力が養われ遊ぶことにより集中力も身に付きます。

育てたい子どもの好奇心

自己主張が出来る

”放牧子育ての遊び”をしている子どもは、考える力が多く身についています。考える力は、社会に出たときどうしたらいいのか、どうすれば解決できるのか。などを自分でしっかり把握して主張することが出来ます。自己主張は、わがままと捉える方も中にはいますが、自己主張することで自分思いを相手へ伝え、相手の気持ちもしっかりと受け入れることが出来るようになるのです。

スポンサーリンク

子どもが楽しめる環境を作る

「放牧な子育て」はいかがでしたでしょうか?
放牧な子育ては、難しくありません。子どもがやりたいことを、大人は側で見守り共感することで、子どもが自発的に遊び始めるのです。つい手を伸ばしたくなりますが、限られた環境の中で子どもが楽しく遊ぶことを見守ることが一番大切です。
放牧な子育ては、潜在能力、好奇心、自己主張を身に付けることが出来ると共に、小学校に上がると学習面においても活躍出来るのです。
決まった遊びばかりではなく、子どもが自由に遊べる環境を作りながら”放牧な子育て”をしてみませんか?子どもの、新たな一面が見えてくるかもしれませよ。

最後まで読んでいただき ありがとうございました。

ブログランキングに参加しています。
*ポチッ*としていただけると嬉しいです。

 にほんブログ村 教育ブログ 幼児教育へ

コメント