11月の行事や制作について

保育士

11月に入ると、朝晩の冷え込みが増してきて、各地では紅葉が見ごろを迎える場所も出てきます。日中でも、少しずつ寒くなり秋から冬へと変わろうとしてきます。

今年は、コロナウィルス感染症もまだ収束が見られない中、インフルエンザの流行期にも入ってきますので、ソーシャルディスタンスを取りながら、手洗い・うがい・消毒をしっかりとして感染予防に気を付けてください。

11月は、古くからの伝統行事もあります。秋ならではの、楽しみも交えながら子どもに伝えたい11月の行事や制作についてまとめてみました。

日本の四季は、古くから移り行く季節を肌で感じて季節感を大切にしてきました。
今の世の中は、便利な時代になり季節の行事の楽しさをそのままにして、季節だけが通りすぎていくようになってきています。
日本の季節には、1つ1つ深い意味も込められているので、子ども達へ日本古来の行事を共有させながら、自分の成長にまつわる行事があることを伝え、季節を楽しんで、体と心が養われながら成長してほしいです。

季節の移り変わりを体験しながら、楽しく子どもと過ごせる「行事」を紹介します。

目次

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11月はどんな行事があるの?

11月は、秋にしか見られない紅葉が見ごろのシーズンを迎えます。
今年は、コロナウィルスで秋の行事が短縮したり中止になったりする場所もあるかと思いますが、新しい生活様式で楽しめる秋を見つけられるといいですね。

10月27日~11月9日 読書週間
11月3日 文化の日
11月15日 七五三
11月23日 勤労感謝の日

読書週間

読書の日・・・1947(昭和22)年11月17日~23日「読書の力によって、平和な文化国家を創ろうとする日」と制定されました。しかし、その翌年の1948年(昭和23年)からは、10月27日~11月9日の2週間となり、現在も2週間の読書週間となっています。

子どもに分かる「読書週間」

文化の日

国民の祝日・・・1984年に「自由と平和を愛し,文化をすすめる」として制定したとのこと。

<文化勲章授与式>
毎年11月3日は、その年に我が国にとって名誉ある功績をもたらした方や、芸術文化において様々な発展をした方々を招いて、皇位で文化勲章の授与が行われています。

11月3日は、明治天皇が誕生した日

子どもに分かる「文化の日」

七五三

七五三は、昔から子どもの成長と健康を祝う行事で、子どもの年齢の三歳・五歳・七歳をお祝いしています。

男の子・女の子ではお祝いする歳や、服装についても変わってきます。

七五三 意味 男の子女の子
髪置き(かみおき) 生まれて初めて髪を切る 男の子女の子
袴着(はかまぎ) 初めて袴を着る 男の子
帯解(おびとき) 大人と同じ帯紐で着物を着る 女の子

子どもの健やかな成長を祈願する大切な行事です。

満年齢と数え年、どちらでお祝いしても大丈夫と思います。

最近では、その日に限らずそれぞれのご家庭のスケジュールに合わせてお詣りをしたり、お食事をしたり、写真館に記念撮影にお出かけしたりと、子どもをお祝いされています。ご家庭にあった形で、お祝いをしてあげてくださいね。

子どもが通う園でも、活動の中に取り入れてお祝いしている園もあります。

子どもも分かる「七五三」

勤労感謝の日

1948年11月23日に、労働者への労いの気持ちを込めて国民の祝日と制定したとのこと。

昔は、「新嘗祭(にいなめさい)」と言って、農作物に感謝する日でした。新嘗とは、収穫された新しい穀物のことで、農作物に感謝することでした。

「感謝」の気持ちは人間形成において大切な物なので、素直に感謝する気持ちを持てるようにしていきたいですね。

子どもに分かる「勤労感謝の日」

11月の制作・折り紙

~「折り紙の時間」さんより~
子ども達も喜んで取り組む「折り紙」忍耐力や集中力、思考力や想像力が養われます。折り紙には、様々な図形が描かれ難しさも感じますが、手先のトレーニングになり自分なりの工夫の仕方を学ぶことができます。空間知能力も育まれ、遊びながら身に付いていくことができます。折り紙をとおして、人とのコミュニケーション力も育まれます。



11月の植物

キンモクセイ・・・日本の秋を代表する花木で、オレンジ色の小花を咲かせて甘い香りが風に揺られて流れます。

紅葉・・・葉の切れ込みが5~7つあり、イロハニホヘトと数えたことから付けられたモミジ。紅葉は、人の心を穏やかにしてくれる日本ならではの樹木です。

サザンカ・・・日本の園芸文化に欠かせない花で、秋から冬にかけて鮮やかな哀愁を感じさせる花。ツバキと似ているが、サザンカの花びらは1枚ずつ風に揺れながら落ちていきます。

11月の二十四節気

*二十四節気*

太陽の位置を基準とし1年を24等分にしこと

11月7日頃 立冬(りっとう)

日中の温かさも弱まり、木枯らしが吹き始める季節となり、冬の寒さが始まること。冬の最初の節気です。

立冬=冬の始まり 中国語で始まりを意味する。

11月23日頃 小雪(しょうせつ)

秋の紅葉の葉が落ち始め、寒い所では山には初雪が降るころになり始め、雪と言ってもまだ多くは降らず冬の知らせを教える季節のこと。
日頃お世話になっている方へ、お歳暮を準備する時期。

まとめ

11月は、子どもの成長をお祝いしたり、働いている方へ感謝の気持ちを伝えたりする昔からの行事があります。しかし今年は、新しい生活様式に伴い、色んな行事が限られてくると思いますが、二本ならではの、四季を感じることが出来る紅葉を眺めたり、芸術を楽しんでリフレッシュしたり、実りの季節旬の食材を頂いて栄養を摂ることもオススメです。
コロナウィルス対策にも気を配りながらも、秋から冬へと移り変わる季節を楽しんでください。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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