1月の行事や制作について

保育士

新たな年を迎える1月。
1年の内で1番寒さが長い月ですが、新年のイベントがたくさんあります。
日本人ならではの、昔から行われている伝承遊びも、正月はたくさんありますよね。

コロナウィルスが人々の暮らしを襲って1年以上も続いています。今もまだ空気中では拡がっているコロナウィルス。インフルエンザの流行期でもあるので、ソーシャルディスタンスを取りながら、手洗い・うがい・消毒をしっかりとして感染予防に気を付けてください。

1月は、古くからの伝統行事もあります。冬ならではの、楽しみも交えながら子どもに伝えたい1月の行事や制作についてまとめてみました。

日本の四季は、古くから移り行く季節を肌で感じて季節感を大切にしてきました。
今の世の中は、便利な時代になり季節の行事の楽しさをそのままにして、季節だけが通りすぎていくようになってきています。
日本の季節には、1つ1つ深い意味も込められているので、子ども達へ日本古来の行事を共有させながら、自分の成長にまつわる行事があることを伝え、季節を楽しんで、体と心が養われながら成長してほしいです。

季節の移り変わりを体験しながら、楽しく子どもと過ごせる「行事」を紹介します。

目次

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1月はどんな行事があるの?

新年の始まりの1月は、寒さが厳しい時期です。
今年も、コロナウィルスで正月行事が短縮したり中止になったりする場所もあるかと思いますが、新しい生活様式で楽しめる冬を見つけられるといいですね。

1月1日 元旦
1月1日~3日 正月
1月7日 春の七草
1月11日 鏡開き
1月11日 成人式
1月15日 小正月

元旦

元旦とは
1月1日の朝のこと(午後からは、元旦とは言わず正月と言います)

元旦❝旦❞の漢字は、日が下の横棒が水平線や地平線表し、その上に太陽である「日」が昇っているという捉え方とのことです。

子どもに分かる「お正月」

正月

正月は、1月1日から3日までのこと=三が日(さんがにち)

「お節料理」「正月飾り」などを用意して、新年の「年神様」を家庭にお迎えして、みんなで1年の幸せを授かるべく行うこと。

<お節料理>
昔は、お祝い事の節日の時に神様に供える料理のことを言っていたけれど、やがて節日の中でも重要な、1年の始まりの年神様を迎える節日の料理を示すようになったとのこと。

お節料理の中には、1品ごとにそれぞれの願いが込められており、新年を迎えることができたことに感謝しながら家族や親族、お客様と頂きましょう。いるそうです。

<お年玉>
今では、現金をお年玉袋に入れて大人から子どもへ渡す習慣となっていますが、昔は節日の時には必ず「餅」を用意しており、は縁起のいいもので神様に供えた餅を餅玉に分けて配っていたとのこと。

<初夢>
正月に初めて見る夢の事を初夢と言います。
縁起のいい夢は、「一富士、二鷹、三茄子」が有名です。
富士・・・高い目標を表す→出世
・・・可能性や行動を表す→実現
茄子・・・事を成す→蓄財

正月伝承遊び

春の七草

1月7日の朝に、食べる❝七草粥
春の七草は早春にいち早く芽吹く野菜という事で、古来から無病息災を願い邪気を払う縁起物であり、消化器系を中心に体に優しい栄養がたくさんを含まれているヘルシー食材です。

春の七草
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ

子どもにも分かる「七草」

鏡開き

お正月に年神様を迎え、年神様の居場所が鏡餅

年神様がいる松の内(1月1日~7日)は、飾っておくことがいい言われています。年神様の依り代(よりしろ…神様がよりついいた場所のこと)には、年神様の魂が宿っているそうです。

松の内が過ぎたら鏡餅も下げて食べることで、年神様の力を授けてもらい、1年間の無病息災を願います。

子どもにも分かる「鏡開き」

成人式

1946年、埼玉県の現)蕨市(わらびし)で開催された20歳を祝う「青年祭」が全国に広まり、1949年の1月15日が「成人の日」と制定されました。

民法の改正で2022年4月1日より成人年齢が20歳から18歳に引き下げられます。改正により、様々な変化は現れるとおもいますので、法務省のサイトをご覧にどうぞ → 法務省

子どもに分かる「成人の日」

小正月

昔は、様々な行事を過ごした正月に働いた主婦を労う「女正月」とも言われ、餅や団子を小さくまるめて柳などの木の枝にさした、餅花や削り花を飾ったりすること。

<どんどや>
松の内が過ぎたら、年神様を迎えた正月飾りなどを持ち寄り、田んぼや空き地で竹や木でを櫓(やぐら)を組み、中に萱(かや)や藁(わら)などの燃えやすいものを詰めてその中に、正月飾りも入れて下から火をつけて燃やすことで、年神様を炎と共に見送る行事。

どんどやの煙を身体に浴びたり、残り火で鏡餅の残りを焼いて食べたりすることで1年間の無病息災や五穀豊穣を願うとも言われれいます。

子どもに分かる「小正月」

1月の制作・折り紙

~「折り紙の時間」さんより~
子ども達も喜んで取り組む「折り紙」忍耐力や集中力、思考力や想像力が養われます。折り紙には、様々な図形が描かれ難しさも感じますが、手先のトレーニングになり自分なりの工夫の仕方を学ぶことができます。空間知能力も育まれ、遊びながら身に付いていくことができます。折り紙をとおして、人とのコミュニケーション力も育まれます。



1月の植物

梅・・・日本では古くから親しまれ、花の鑑賞価値が高い上に、実の収穫も楽しめる実用的な庭木。

ハボタン・・・葉の形が豊富なハボタン。耐寒性が強く紅白の色合いがめでたいとされ、正月のフラワーアレンジメントには欠かせない花。

ユリオプスデージ・・・葉や茎に白い毛が生えており、穏やかな空調の中でたくさんの花を咲かせてくれる。

1月の二十四節気

*二十四節気*

太陽の位置を基準とし1年を24等分にしこと

1月5日 小寒(しょうかん)

1年のうちで大寒についで寒さが厳しいとされ、池や川の氷も厚みを増してくる。この日を「寒の入り」と言う。

1月20日 大寒(だいかん)

暦の上で一年中で一番寒いと言われる日。ここを乗り切れば、徐々に春に近付いていく。

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まとめ

1月は新年を迎え、新たな始まりがスタートする季節。色んな正月の伝統行事を楽しみながら過ごしていくといいですね。暦の中では、寒さが厳しい時期に入りますが、身体を温める食材を摂りながら健康に過ごしてください。
子ども達と、日本の1月の行事をたくさん楽しめると幸いです。

最後まで読んで頂き ありがとうございました。

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