子どもに分かるプログラミング

生きる力

2020年4月から、「プログラミング教育が必修化」されました。小中高生の子どもたちは、コロナウィルスの蔓延防止の為“緊急事態宣言”で一斉休校となり、オンライン授業が普及されました。タブレットやPC、スマホなどを使いSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の習慣がなかった子どもたちも、社会の変わりと共に急速の普及で、学校の授業で学ぶ前にSNS利用も大幅に増えてきました。オンライン授業の中で、コンピューターに触れる経験をして「プログラミング教育」を学ぶことが出来ています。

これからの社会に必要となる、「プログラミング」小さい子どもにも徐々に必要な存在となってくることでしょう。未就学、小学生低学年でも学べるプログラミングについて分かりやすいようにお伝えします。

目次

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プログラミングとは?

先生、プログラミングって何?

プログラミングはね、「コンピューターに命令する事!」

え~‼じゃ、ゲームのアプリも?

 

そうです。何気なくしているゲームも自分で考えた事を、コンピュータ(機械)に伝えているでしょ?つまり、コンピューターを使って自分の思いを指示することです。

 プログラミングとはコンピュータに指示する事

例えば・・・行事の時に使うプログラム(入園式)

1、入場
2、開式
3、園長先生はなし
4、新入園児紹介

上記のように、流れが書いてありますよね。行事の流れは、“プログラム”といいます。プログラムの場合は、先生たちが流れを考えて、それに従って子どもが競技をしていくことです。
行事のように、プログラムをコンピューターに打ち込みます。プログラムを計画するのは先生ですが、動くのはコンピュータです。

プログラミングは、このような場所でも活躍しているんだよ

へ~‼コンピューターって、日本語分かるんだね!

残念~‼コンピューターは、日本語分かんないんだよー

コンピューターは、各国の言葉はわかりません!そのために、コンピュータ言語があり、コンピューターでしか通じないプログラ
ミング言語に指示するのです。
コンピューターも、人が話すように例えば、「熱い、暑い、厚い」などの同じ読み方で違う意味のように、コンピューターも種類がありそれぞれ異なる文法があります。

デジタル時代。私たちの身の回りにある電化製品やスマホなど様々な物がコンピュータによって動いています。普段何気なく使っている物も、その中にプログラムが存在しコンピュータが指示して実行してくれているのです。

どんなものがあるんだろう?

家の中・・冷蔵庫、IH、冷暖房、炊飯器、スマホ、PCなどたくさんあります。

以前は、紙に書いて伝えていた文字もスマホが普及し、連絡もSNSを通して伝えることが多くなりましたね。
社会の変化に伴い、コンピューターを使う習慣が多くなった現在。「人工知能AI」が人間社会に及ぼす影響は計り知れません。10年後は、今よりもコンピューター社会となり、コンピュータに指示することが必要となるでしょうね。

そのため、「プログラミング教育の必修化」となってきているのです。

プログラミング的思考とは?

先生、でも園ではプログラミングの話なんかないですよー

そうなんです!まだ、保育園では「プログラミング」という言葉は使われていないんです。でも、「プログラミング的思考」というものは実現しているんだよ。
そうね・・・例えば、給食の配膳をする時 1,トレー → 2,ご飯のお茶碗 → 3,おかず →4,みそ汁のお椀 → 5,デザート の順に用意をしますよね。その順番こそが、「プログラミング的思考」なのです。要するにどうしたら、順番にトレーに入れて持ち運べるのか?を考えることです。

保育園、幼稚園、認定こども園では幼稚園教育要領幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿 1、健康な心と体 2、自立心 3、協同性 4、道徳性・規範意識の芽生え 5、社会生活との関わり 6、思考力の芽生え 7、自然との関わり・生命尊重 8、数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚 9、言葉による伝え合い 10、豊かな感性と表現 が設定されています。

  • 入学してから何も園で学んでいない状態から始めるのではなく、幼児教育で学んでいたことを小学校での学びにつなげていくこと。
  • 園と、小学校の先生が持つ5歳児修了時の姿が共有化されること。
  • 幼児教育で身に付けたことを生かしながら教科等の学びにつなぎ,子供たちの資質や、能力を高めていくこと。

幼稚園教育要領、幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿 参考(文部科学省)

その中には「プログラミング教育」の必要性は示されていません。幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿の中に、6、思考力の芽生え、8、数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚10、豊かな感性と表現には、「プログラミング教育=プログラミング思考力」において重要な1つの姿だと感じます。

遊びの中で、「レゴ」を楽しむ子どもたちですよね。「レゴ」は、子どもにとって「楽しみながら遊べる」「色んな形の物を作る」など、子どもの好奇心を大きく育ててくれます。「思考力」子どもが持っている能力を育成させます。また、「創造力」も養われどのような形にすると、自分が作りたい形になるのか組み立てる力、最後まで作りやり遂げようとする精神的な力も育ちます。

「物事を論理的に考えていく力」はレゴ遊びの中で、子どもたちは学んでいるのです。

子どもは、だいたい3歳くらいまでに脳の構造が作られるそうです。保育園、幼稚園、こども園では社会性(人間関係を作る、ルールを守る等)を育てるカリキュラムは行われていますが、「論理的思考を高める」カリキュラムはまだ、少なく認知度が低いことが現状です。遊びをとして、「数を覚えたり、」「組み合わせ」「分類分け」などの取り組みから行うことで、「プログラミング思考力」が育っていくのです。

プログラミング思考力を高めるために

  1. 計画する
  2. やってみる
  3. どうしたらもっとうまくやれるのか考える
  4. 同じことを繰り返す
  5. 完成する

レゴを通して、「どうすればいいのか」「なんでうまく作れないのか」「どうやったらこうなるか」などの巡らせながら、何度も繰り返してやることで「順番を覚える」「解決する」ことができるのです。遊びながら得られる「プログラミング的思考力」子どもの好奇心を育てながら「思考力」「創造力」も養われます。

考える力=プログラミング的思考

園での取り組みの中で出来る事
・料理体験 ・保育菜園 ・ブロック遊び ・工作 ・迷路 ・数遊び
計画を立てて、「物事を論理的に考える力」こそが、プログラミング教育を高めていきます。プログラミングというとデジタルなイメージが浮かびますが、デジタルではなくアナログでも様々な経験を通しながら取り組めるのです。
感覚的意識を高め、「やってみよう!」と挑戦しようとする気持ちがたいせつです。
もちろん、4歳くらいから少しずつコンピューターに触れる機会を持たせていくといいと思います。ゲームや知育アプリなどを通して自然とコンピューターに触ることが出来るようになってきます。つまり、「コンピューターに指示をする」ことが出来るようになってくるのです。

知育遊びアプリは、楽しんで出来るよー

知育アプリもたくさんありますね。

子どもも楽しんで取り組める、「知育アプリ」もこれから、どんどん普及されてくるでしょうね。

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まとめ

2020年4月から「プログラミングの必修化」に伴い、「プログラミング教育」はグローバル社会において必要な存在となります。幼児期のころから試行錯誤の繰り返しを経験することで、プログラムの仕組みを知り思考力、創造力を高めていくでしょう。

子どもたちが就職するころには、コンピューター社会が中心となっているでしょう。コンピューターに指示できるように、「思考力」「創造力」「認識力」などがとても重要となってくるでしょう。
これから、必要な「プログラミング教育」へスムーズに学べるように、幼児期のころから「プログラミング的思考」を生活の中に取り入れていくといいと思います。

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